ゆくえもしらぬ

行くへも知らない恋の道行き

美弥るりかさんが好きです。

2019/1/29の退団発表から少し経った。たくさん泣いて、たくさん考えたので書き残す。

 

ご贔屓が退団する。

 

なんて大きな、なんて強い意味のある文字なのだろう。頭を殴られて、世界が終わってしまうみたいなきぶん。

アンナカレーニナを映画館で観てドッキンドッキンしてた時には全く考えてなかったこと。

 

美弥さんは私のはじめてのご贔屓。

去年の5月、スイートハート様に恋に落ちた。美弥るりかさんこそ、わたしを宝塚の愛の泉へ導いてくれた女神様なのだ。(この話は前したので割愛〜〜!)

 

好きになってからまだ8ヶ月、はじめてのご贔屓が退団してしまう。

 

好きになった頃にはもう退団を考えていたのかと思うと、何だかやりきれない気分。でもこれだけは言える。

美弥るりかさんを知って、大好きになれて本当に本当に良かった。一年遅かったら美弥さんのことを知らず、宝塚を好きになっていなかったかもしれない、そんなのはいやだ。

 

今はすごくかなしい。さみしい。

たま様もさくさくも月城さんもありちゃんも華蘭さんもまゆぽんもるうさんもれんこんも朝陽くんも英さんも海ちゃんも白雪さんもるねぴも蘭尚樹くんも天紫ちゃんも…みんなみんな大好き。

だから「月組」のことが大好き!って思っていたけど、美弥さんが退団してしまった月組を、宝塚を今までと全く同じようには愛せないかもしれない。こう思ってしまうのがすごくかなしい。

やっぱり贔屓組で、ご贔屓が光り輝いていて、下級生まで名前を知っていて、どんな時でも大好きって思える組だから。こんなに素晴らしい舞台を作ってくれる月組なのに、これからは真っさらな気持ちで観られないかもしれない。

 

 

でも美弥さんが決めたこの決断を受け止めて、笑顔でお見送りしたいな… 

そしてずっと月組を応援したいな

 

ファン論でも言ったように、美弥さんの幸せを祈ることが私にとって一番正しいことで、一番大切なこと。

宝塚に対して「全肯定・見返りを全く求めない」という姿勢が出来ているのか今までとっても不安だったのだけど、美弥さんの退団を受けても美弥さんの幸せを望むことが出来ていて良かった、ほっとしてる。

私にとって一番正しい気持ちになれている。よかった。

 

 

さみしい思いと共に、美弥さんが外の広い世界でたくさんの新しいことに挑戦してくれたり、新しい姿を見せてくれたり、未来への希望もたくさんある。

多忙すぎるスケジュール、二番手の責任、男役の制約、舞台人の制約、宝塚の狭い世界…たくさんの縛りの中で16年も走り続けてきた美弥さん。

2月号のグラフで美弥さんが「理想と現実」について書かれてた。

〈やりたいことはあるけれど、忙しくてあまりできない〉

そんな印象だった。

お休みを増やしてほしいと思ったし、自由になってほしいと思っていた。

 

だから美弥さん、ほんとうにありがとう。

たくさんたくさん夢をみさせてくれて、たくさんの愛をくれて、宝塚を好きにならせてくれて、美弥さんを応援させてくれて、バレエの楽しさを教えてくれて、ロシア文学と出会わせてくれて。ありがとうございます。

一年しか見られなかったけど、一年も観られたこと、私の宝物です。美弥さんとの一年はとっても楽しくて心が浄化されていくようでした。もちろんこれからもです。

感謝しかありません。

 

会に入ること、お茶会に参加すること、ディナーショーを観ること、全部未経験です。

私のはじめては全部全部美弥さんの記憶がいい。

6月9日まで、全部をかけて応援します。

 

あと少ししかない大切な時間だけど美弥さんがしあわせで、やりきれて、全部全部楽しかった!って思える時間になったらいいな。

 

そして退団された後、ゆっくりやすんでください。温泉にも伊勢丹にも行ってください。

ずっと応援しますから。ずーっと。

 

美弥さん、大好きです。ずっと。